2013年1月12日土曜日

井上氏にアジアコスモポリタン賞

 奈良県と国際機関の「東アジア・アセアン経済研究センター」は、東アジアの経済・社会科学や文化に功績のあった人や団体を表彰する「平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞」を、「SLAM DUNK(スラムダンク)」などで知られる漫画家、井上雄彦氏ら4人が受賞しました。

 「大賞」に国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長のスパチャイ・パニチャパック氏、「経済・社会科学賞」にアメリカ・コーネル大学名誉教授のベネディクト・アンダーソン氏、「メモラブル賞」にインドネシア戦略国際問題研究所創設者の故ハディ・スサストロ氏が選ばれ、井上雄彦氏が受賞したのは「文化賞」です。

 18日に奈良市の県新公会堂で記念フォーラムと授賞式が開催され、荒井正吾知事らが出席。井上雄彦氏らが講演し、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務総長のスリン・ピッスワン氏らの基調講演が行われました。

 SLAM DUNK(スラムダンク)、1990年代に週刊少年ジャンプで連載されて大ヒットしたバスケットボール漫画です。第40回平成6年度(1994年)小学館漫画賞少年部門を受賞し、2006年に文化庁が実施した文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」にてマンガ部門で1位を獲得しました。単行本の累計発行部数も約1億2000万部になり、未だに根強い人気を持つ作品です。しかし、井上氏にはSLAM DUNK(スラムダンク)だけでなく、その後バカボンドというヒット作も出ていますが、やはりSLAM DUNK(スラムダンク)のイメージが強いようです。年代にもよると思いますが。