2012年7月31日火曜日

バンダイナムコがフィリピンに工場建設

国内エンタテインメント大手のバンダイナムコホールディングス(HD)は31日、フィリピンにカプセル玩具やフィギュアなどの生産工場を建設すると発表した。投資金額は約14億円。10月に現地法人を設立し、2013年夏に工場稼働を予定し、カプセル玩具やフィギュアなどの生産をする予定だという。  バンダイの大半の玩具を生産委託している中国は急速な経済成長で人件費が高騰しており、今後は人件費の安価で、近年政情も安定しているフィリピンに自社工場を設立することでコスト削減を図る事が目的です。  新工場は、フィリピンのバタンガス州リマ工業団地内にある約2万6000平方メートルの敷地内に建設されます。カプセル玩具や戦隊シリーズのフィギュアなどを生産し、2~3年後に約10億円、10年後に約20億円規模の商品生産能力に引き上げる計画だと言う事です。バンダイナムコは自社工場でコストや品質管理を徹底することで、3年間で約13億円のコスト削減を見込んでいます。  バンダイが自社工場を建設するのは、1993年の中国・石家莊(現在は撤退)以来、17年ぶりの事です。海外の自社工場はタイに続く2カ所目となります。

2012年7月24日火曜日

「肥満じゃない」認定

肥満手術を受けるには十分に肥満ではないとの理由から、英国民健康保険(National Health Service、NHS)に保険適用を拒否され、裁判で争ったものの主張が認められなかったイギリス人男性が、控訴院(Court of Appeal)に控訴しました。

 体重139キロのトム・コンドリフ(Tom Condliff)さん(62)は、自分の命を救うためには腹部の手術が必要だと主張したものの、肥満度指数(BMI)が保険適用に必要な50よりも低く、40超だった事を理由に腹腔鏡の胃バイパス手術の保険適用をNHSに拒否されました。
 コンドリフさんは保険適用を求めて訴訟を起こしましたが、高等法院(High Court)がコンドリフさんの主張を退けたため、控訴したものです。

 元警察官のコンドリフさんは、長期の糖尿病の治療で処方された治療薬のせいで肥満になったと主張しています。現在も28種類の錠剤を飲み、呼吸マスクと吸入器を使っています。

 一審では、コンドリフさんが減量に取り組んだものの失敗したことから、コンドリフさんにとって手術が臨床的に適切であることは「誰もが認める」と認定されました。しかし、一方で裁判所は、NHS側が欧州人権条約(European Convention on Human Rights)に違反しているとのコンドリフさんの主張は退けました。

2012年7月14日土曜日

医師免許無しで「光脱毛」、エステ経営者ら逮捕

山形県警生活環境課と山形署は29日、山形市のエステ店で医師免許を持たずに医療行為の「光脱毛」を行ったとして、同店を経営する「ブラッサム」社長の荒井昭好(48)(山形市旅篭町)ら3容疑者を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕しました。
 荒井容疑者のほかに逮捕されたのは、いずれも元従業員の金須なつ美(28)(同市吉原南)と鈴木智子(26)(天童市高擶北)両容疑者です。

 県警は約5800人分の顧客情報が記されたカルテを押収しており、同店の営業実態などを詳しく調べる方針です。
 3人は共謀して昨年12月中旬~今年5月中旬、山形市緑町のエステ店「メディカル&エステティックメソッドブラッサム」で、医師免許がないにもかかわらず、同市の20歳代女性2人に計7回、光脱毛機を使って顔や腕などの脱毛をする医療行為をした疑いが持たれています。
 荒井、金須両容疑者は調べに対し「違法と認識していた」と供述。鈴木容疑者は「脱毛行為は行っていたが、(違法かどうかは)よく分からなかった」と述べているという事です。

 問題のエステ店は2000年に営業を開始し。2004年には同社が経営に関与する医院が同じ建物内に開設されましたが、医師が訪れるのは月に数回程度で、店で脱毛した女性からは「軽いやけどをした」と言う複数の相談が、県警に寄せられているといいます。

 厚生労働省は2001年11月、光脱毛について「強力な光を毛根に照射し、毛乳頭等を破壊するのは医療行為に当たる」との見解を示しています。

 県警は今月5日に同店の家宅捜索を実施。押収した外国製の光脱毛機を警察庁の科学警察研究所に鑑定依頼し、「医療器具に該当する」などと回答を得たため、医師法違反事件として逮捕に踏み切りました。

2012年7月8日日曜日

アフリカ産ウナギ、初の輸入

浜松市の商社がアフリカ産ウナギを輸入する事になりました。

 日本鰻輸入組合(東京都)によると、食用として本格的に輸入されるのは初めて。養殖用の稚魚の不漁が続き、ウナギの価格が高騰しているのが原因です。味は日本のウナギと似ているという故トトです。
  輸入元は、バイクや楽器の部品などを扱う「昭栄商会」。水産庁によると、日本国内で取れる稚魚のシラスウナギは、2009年には推定で24.7トンでしたが、2010年は9.2トンに急減。その後も不漁続きで価格が高騰し、 中国、台湾産も値上がりが続いていました。

2012年7月3日火曜日

ロンドン五輪女子サッカー代表発表

日本サッカー協会は2日、東京都内で記者会見を開き、今夏のロンドン五輪に出場する男女サッカーの18人を発表しました。女子ではMF沢穂希(33)が3大会連続4回目の選出。2008年北京五輪はバックアップメンバーだったDF鮫島彩(25)、DF熊谷紗希(21)らが初めて選ばれ、逆にW杯の優勝メンバーだったMF上尾野辺めぐみ(26)が外れています。

1次リーグF組の女子の初戦は、7月25日(日本時間26日未明)で、カナダとの対戦になります。

女子代表メンバーは以下の通り

GK: 福元美穂(岡山湯郷)、海堀あゆみ(神戸)

DF: 近賀ゆかり(神戸)、矢野喬子(浦和)、岩清水梓(日テレ)、鮫島彩(モンペリエ)、熊谷紗希(フランクフルト)

MF: 沢穂希(神戸)、川澄奈穂美(神戸)、田中明日菜(神戸)、宮間あや(岡山湯郷)、阪口夢穂(日テレ)

FW: 安藤梢(デュイスブルク)、大野忍(神戸)、高瀬愛実(神戸)、丸山桂里奈(大阪高槻)、永里優季(ポツダム)、岩渕真奈(日テレ)

バックアップ選手はGK山根恵里奈(千葉)、DF有吉佐織(日テレ)、MF上尾野辺めぐみ(新潟)、FW大滝麻未(リヨン)の4人となっています。