2018年12月27日木曜日

TBSが番組企画で謝罪

 株式会社TBSテレビは27日、同局で26日に放送されたバラエティー番組の企画でとしまえん(東京都練馬区)に人が殺到、警察が出動する騒ぎになったことを謝罪しました。

 問題になったのは「水曜日のダウンタウン」で、安田大サーカスのメンバー「クロちゃん」を檻に入れて一般公開する「真・モンスターハウス」と言うイベント。26日の番組終了後から、としまえんで無料公開したところ見物客が殺到。周辺の道路で大渋滞が発生、騒音が発生するなどして110番通報が相次いだため警視庁練馬警察署から警察官が現地に出動。これ以上の継続は危険と同署が判断、TBSに中止を申し入れ、番組公式ツイッターが27日深夜1時過ぎに混乱のためイベントを一旦中止すると投稿。その後午前2時半過ぎに企画自体を中止すると投稿。当初は27日午後10時過ぎまで公開される予定でした。

 同番組では、今年5月にも若手芸人を誘拐する企画で、目撃した一般人が次々に110番通報。警視庁渋谷警察署から厳重注意処分を受けています。

 この番組の責任者も含めたスタッフ、かなり想像力が欠如してるんじゃないでしょうか?。自分たちの公道の結果何が起こるのか、想定が甘いと言うか全く出来ていないかのようです。

2018年5月20日日曜日

漫画村の捜査に着手

 4月に閉鎖された漫画の海賊版サイト、漫画村について、著作権法違反容疑で福岡県警などが捜査を開始したそうです。

 漫画家から委任を受けた講談社などの大手4出版社が、直権侵害で昨年容疑者不詳で告訴状を福岡県警や大分県警に提出。受理、捜査が開始されたと言う事です。

 漫画村は2016年に開設され、人気漫画を無料で読めるサイトとして口コミで広がりました。漫画は全て作者や出版社に無断で公開される著作権違反で、無料公開で人を集めて広告収入を得るビジネスモデルだったと見られます。

 勿論作者にも出版社にも一切著作権料は支払われず、被害額は数千億円に上ると試算されて社会問題化していました。

 政府も事態を重視、インターネット接続業者に海賊版サイトへの接続を遮断するよう要請。実際にNTTグループが接続の遮断に同意しました。また、インターネット検索の世界最大手グーグルは、自社の検索エンジンから漫画村を除外しています。

 その影響か、漫画村は今年4月から閲覧できない状態になっていますが、自主的な閉鎖かどうかは不明です。

2018年1月12日金曜日

韓国政府、仮想通貨で混乱

 11日午前、韓国のパク・サンギ法務大臣が、仮想通貨取引禁止特別法を準備していると表明しましたが、国民からの反発を受けて大統領府が同日夕方「法務大臣の発言は最終決定ではない」と声明を出しました。

 中国では仮想通貨の取引所が閉鎖され、事実上取引が禁止されています。一党独裁政治の中国は、共産党政府が禁止を通達すれば済みます。しかし、韓国は選挙で代表者を選ぶ民主的な選挙制度がある国で、更に国民感情が優先される風潮があり、少しでも国民の評判が悪いと政府は直ぐに方針を撤回します。

 仮想通貨は若い世代に保有者が多く、ムン・ジェイン大統領の支持層と重なる事も関係したとみられています。

 世論の盛り上がりで前任のパク・クネ大統領が弾劾され、誕生したのがムン・ジェイン大統領ですから、世論の動向には非常に敏感です。目の前で前任者が職を失う姿を見えていますから、人一倍韓国世論の恐ろしさを知っているのでしょう。午前中に出した方針を、夕方には撤回するのですから。

 ちなみに、日本では今の所仮想通貨について規制する考えはないようです。