2012年8月20日月曜日

内部障がいと身体障がい者認定

 障がい者には一般的に身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者に3区分されています(※これとは別に発達障がいを別枠で儲けるべきであるという意見もあります)。  この中で身体障がい者というのは先天的あるいは後天的な理由によって、身体機能の一部に障がいがある状態を言います。そうなると、どこまでを障がいと見なすのかという問題も出てきますが、そこは一定の手続きにより身体障がい者認定されることによって、決めれます。その際、身体障がい者手帳が交付されます。  では身体障がい者手帳には、どのような内容が明記されているのでしょうか?。そこには「身体障がい者福祉法」によって定められた障がい範囲や等級が記載されています。  さて、この身体障がい者というのは一見して外観からわかる場合もあれば、内臓疾患などの障がい(内部障がい)に見られるように全然、外観からはわからない場合もあります。腎臓機能障がいもそうした内臓疾患系の身体障がいです。これらの腎臓機能の障がいにより日常生活がどれほど制約を受けるかにより、障がいの等級が変わってきます。  同じ内臓機能障がいとしては他に心臓機能障がいや呼吸器機能障がいなどいくつかの種類があります。いわゆるHIV感染者などのヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障がいもこの内部障がいに含まれます。

2012年8月13日月曜日

食べ物を大きく見せる「ダイエット・ゴーグル」

 東京大学の研究者が、手に取った普通のクッキーをチョコレートクッキーだと思わせたり、ビスケットのサイズを実際よりも大きく見せたりすることのできるゴーグルやヘッドギアを開発しました。ダイエットへの応用が期待されます。  東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬通孝教授率いる研究チームが開発したのは、コンピューターの先端技術と拡張現実(AR)を用いて感覚をだまし、小さなおやつ、満足度の低いおやつでより多くの満足感を得られるような装置です。  研究チームが開発した装置の1つはゴーグル型で、ゴーグルに搭載されたカメラがコンピューターに画像を送り、コンピューターがビスケットを持つ手のサイズはそのままにビスケットだけを大きくし、ゴーグルの装着者にビスケットのサイズを実際よりも大きく見せるというものです。  このゴーグルを実際に愛用した実験では、ビスケットの見た目の大きさを50%拡大したところ被験者の食べる量が10%近く減少し、反対に3分の2ほどに縮小したときは被験者の食べる量が15%増えたという。  廣瀬教授は、「さまざまな感覚をいかにして欺くか、あるいはさまざまな感覚をいかにしてコンピューターを使って作り上げるか、というのがバーチャルリアリティー研究において非常に重要な点である」とし、コンピューターで人の頭を欺くことに関心があると語っています。  これまでは、触覚などの複雑な感覚を一般的なバーチャルリアリティーで作り出そうとすると装置が大がかりになりがちでしたが、この問題を回避する1つの方法は複数の感覚を使って別の複数の感覚を欺くことだと廣瀬氏は指摘しています。  感覚を欺く事でダイエットが可能なら、これまでのように我慢を必要とせず、一切ストレスを感じずにダイット出来るかも知れません。

2012年8月6日月曜日

国家公務員試験で採点ミス

人事院は3日、2012年度の国家公務員総合職採用試験で採点ミスがあり、不合格としていた44人を追加合格にしたと発表しました。人事院によると、国家公務員採用試験でミスが原因で追加合格者を出したのは初めての事です。  尾西雅博事務総長は同日の記者会見で「多大なご迷惑をおかけした。おわびしたい」と謝罪し、関係者の処分を検討する考えを示しました。  採点ミスがあったのは国家公務員試験のうち、大学卒業者程度を対象にした試験で、5月に実施した政策論文試験の配点比率を誤って高く設定されていました。開示制度を利用して自分の試験結果を確認した受験生の指摘でミスが発覚したという。原因は電算処理を担当する委託業者がプログラム設定を間違えたことで、人事院側もこれを見落としていました。  試験合格者は採用候補者名簿に登載され、各府省が面接して採用を決める仕組みになっています。今年度の面接はほぼ終了していますが、人事院は追加合格者が採用面接を受けられるよう各府省と調整する方針です。ちなみに合格後3年間は採用面接を受ける事が出来ます。  国家公務員試験は今年度から従来の国家公務員1~3種試験を廃止し、主に企画立案をする「総合職」と、事務業務にあたる「一般職」に再編したばかりでした。