2018年5月20日日曜日

漫画村の捜査に着手

 4月に閉鎖された漫画の海賊版サイト、漫画村について、著作権法違反容疑で福岡県警などが捜査を開始したそうです。

 漫画家から委任を受けた講談社などの大手4出版社が、直権侵害で昨年容疑者不詳で告訴状を福岡県警や大分県警に提出。受理、捜査が開始されたと言う事です。

 漫画村は2016年に開設され、人気漫画を無料で読めるサイトとして口コミで広がりました。漫画は全て作者や出版社に無断で公開される著作権違反で、無料公開で人を集めて広告収入を得るビジネスモデルだったと見られます。

 勿論作者にも出版社にも一切著作権料は支払われず、被害額は数千億円に上ると試算されて社会問題化していました。

 政府も事態を重視、インターネット接続業者に海賊版サイトへの接続を遮断するよう要請。実際にNTTグループが接続の遮断に同意しました。また、インターネット検索の世界最大手グーグルは、自社の検索エンジンから漫画村を除外しています。

 その影響か、漫画村は今年4月から閲覧できない状態になっていますが、自主的な閉鎖かどうかは不明です。