2012年7月31日火曜日

バンダイナムコがフィリピンに工場建設

国内エンタテインメント大手のバンダイナムコホールディングス(HD)は31日、フィリピンにカプセル玩具やフィギュアなどの生産工場を建設すると発表した。投資金額は約14億円。10月に現地法人を設立し、2013年夏に工場稼働を予定し、カプセル玩具やフィギュアなどの生産をする予定だという。  バンダイの大半の玩具を生産委託している中国は急速な経済成長で人件費が高騰しており、今後は人件費の安価で、近年政情も安定しているフィリピンに自社工場を設立することでコスト削減を図る事が目的です。  新工場は、フィリピンのバタンガス州リマ工業団地内にある約2万6000平方メートルの敷地内に建設されます。カプセル玩具や戦隊シリーズのフィギュアなどを生産し、2~3年後に約10億円、10年後に約20億円規模の商品生産能力に引き上げる計画だと言う事です。バンダイナムコは自社工場でコストや品質管理を徹底することで、3年間で約13億円のコスト削減を見込んでいます。  バンダイが自社工場を建設するのは、1993年の中国・石家莊(現在は撤退)以来、17年ぶりの事です。海外の自社工場はタイに続く2カ所目となります。