2012年6月11日月曜日

正しい血圧チェック

血圧と言う物は常に一定ではなく、1日の中でも数値が変わっていき、1日中同じ血圧という事はありえません。また「血圧を計ろう」という緊張で上がってしまう事さえある微妙な物なのです。
 最近家庭でも身近になった血圧計ですが、そう言った意味では、正確に計るのは結構難しいと言えます。そこで、1日の中で、正しい方法で何度も計ってみる事が大切です。特に毎日同じ時間に計り、比較してみたいものです。そして少しでも疑問があれば専門の病院で診てもらい、血圧チェックの指導を受けましょう。

 ところが、医師や看護婦、保健婦などに血圧を測られると緊張が生じ、血圧が一時的に上昇してしまう「白衣高血圧」と呼ばれる現象もあります。この場合、家庭で測った数値と比べて、10~20mmHgの違いが出る事も珍しくありません。
 そのため正確な血圧を知るためには、10~15分程度の時間をおいて、2~3回測り直すようにします。また更に微妙な場合は、2週間位ずつ間隔をあけて、3回に分けて血圧を測る方法もあります。その場合、一般には3回の値を平均するか2回目の値を採用するか、または最も低い値を採用するといった方法で血圧値が決められます。WHOでは、3回の平均値を取る事を推奨しています。

 特に”煙草を吸う””お酒が好き””野菜類が嫌い””普段運動をしていない””残業が多い”と言う人は要注意です。こまめに血圧のチェックをし、生活習慣の改善も図りましょう。