2012年6月26日火曜日

徳島県で「株」「必勝法」詐欺、被害1億円突破

この所徳島県内で、未公開株の購入やギャンブル必勝法の伝授などを誘い文句にした、いわゆる「振り込め類似詐欺(利殖勧誘詐欺)」事件の発生が相次ぎ、今年の被害総額が1億円を突破したそうです。

 パンフレットを郵送したり、言葉巧みに購入意欲をかき立てる手口で、高齢女性を中心に被害が相次いでいるといいます。県警生活安全企画課は「うまいもうけ話を聞いても、絶対に信じないで」と警告しています。
 同課によれば、今月24日現在、この種の詐欺の今年の被害件数は15件、被害総額は約1億1070万円で、これは昨年1年間の被害総額約8200万円を大きく上回っています。被害者の大多数が65歳以上の高齢者や女性が占めています。

 振り込め類似詐欺は、精巧なパンフレットを実際に被害者宅に送付したり、別々の会社から電話しているように見せかける「劇場型」と呼ばれる手口が特徴。被害者がもうけ話の期待感から、だまされていることに気付くのが遅れ、被害が多額になる傾向があります。4月下旬には県西部に住む60歳代女性が5000万円を詐取される被害も報告されました。
 また最近では金融機関の窓口で事件が発覚しないように、口座振り込みよりもレターパックや宅配便での送金を指示する手口が増えているという事です。