2012年4月30日月曜日

トキ、両親は餌取り「優等生」


 新潟県佐渡市で国内の自然下で36年ぶりに孵化(ふか)したトキのひな3羽を育てている親鳥のペアがいずれも、放鳥前の餌取り試験で「好成績」を収めた個体だったことが分かった。

 同センターは放鳥数か月前に約10羽のトキを同じケージに入れ、餌の採取能力や集団行動への適応力を調べる検査をしていましたが、子育て中の3歳雄と2歳雌のペアは2010年11月の検査で、餌場の泥水を恐れるトキが多い中、真っ先に餌場に入ってドジョウを捕まえたと言う事です。また、仲間を威嚇するといった集団行動を妨げる様子もみられなかったという。

 3羽を育てるには1日約300匹のドジョウを捕まえなければならないが、佐渡トキ保護センターは「このペアなら3羽の食欲を満たせる」と期待を寄せています。